保険の体験談

介護年金保険

お父様が認知症発症 → 家族でサポートするも心身ともに疲労 → 介護施設利用検討のご家族のケース

  • 家族構成:

    Cさん(男性41歳)
    奥様(39歳)
    お子さま1人(13歳 男の子)
    Cさんのお父様(69歳)、Cさんのお母様(69歳)、Cさんのお姉さま(44歳)

  • 症状:

    Cさんのお父様の認知症

Cさんがお盆に実家に帰省した際に、Cさんのお母さまから「最近、お父さん(Cさんのお父様)の様子が変なの。忘れっぽいのとはちょっと違うの。」と相談をされます。
聞けば、「いつも何かものを探しているのよ。メガネとかハンコとか。でも、しばらく経つと、普通に見つけて使っているの。でも、また、1時間後に同じものを探していたり・・・」最初はCさんも「もういい年齢だから、そういうこともあるよ」と言っていました。

ただ、数ヶ月後に「やっぱり変なのよ」とお母様から電話があります。「お父さんが、友達とのゴルフの練習の約束をすっぽかしたらしい。最近、何回かすっぽかしたらしいのよ」。
約束事には律儀な人であり、ゴルフ好きでもあるお父様が「約束をすっぽかす」という事態に、Cさんは「認知症なのではないか」と感じ、週末に急きょご実家へ。病院へお父様を連れて行こうとすると、「私はボケてなんかない!」と怒り出し、連れて行くことができずCさん一人で病院へ。ドクターに状況を話すと「いわゆる、まだらボケの状況になっているかもしれませんね。一度、本人に会わせてください。」と。翌週、再度Cさんは帰省。だましだましお父様を病院へ。やはり、初期の認知症が疑われる状況とのこと。

その後、徐々に症状が進行していくに伴って、だんだんストレスや疲労がたまってくるCさんのお母様。特にきついのが、お父様が「怒りっぽくなること」と「自分(お母様)のことさえ忘れられてしまう時があること」。そのお母様の様子を見かねて、平日はCさんのお姉さまが、週末はCさんが実家の様子を見に行くことにしました。

ただ、毎週、数時間の運転→お母様のストレスのガス抜き→コミュニケーションの行き違うお父様のお世話で、CさんとCさんのお姉さまも1カ月足らずで疲れがMAXに。また、それぞれのご家族からも不満の声が上がるようになってしまいました。
ヘルパーさんなどの一時的なサービスでは、特にお母様の負担が減らないということで、介護施設への入所を検討するも「安いところ(特別養護老人ホームなど)は数百人待ちの状態、待たずに入れるところは入所費用や毎月の費用が掛かる」という状態。だれが負担するかの問題もあり、検討が進みません。

Cさんからご連絡をいただいたのが、そんな時。実は以前に、相続対策のお話でCさんのお父様・お母様にもお会いしておりました。その時に相続対策とは別に、認知症や介護の保険もご契約いただいておりました。「要介護2以上と認定されると介護年金が出る保険をご契約いただいているので、まずは、要介護の認定をきちんとしてもらいましょう」。

無事に「要介護2」の認定がでて、保険からの年金が受け取れるようになりました。すぐ入居できる介護施設でも、割とご実家から近いところにあり、「入所費用さえ何とかできれば、月々の利用料は保険からの介護年金と公的な社会保障からの分で払えそう」という施設が見つかり、ひと安心。

当初は、Cさんのお母様は、自分が楽をするためにお父様を施設にまかせっきりにしてしまうような罪悪感を感じていたようですが、今では気持ちの余裕ができて、以前よりもお父様に優しく接することができる、と喜んでいるそうです。